埼玉県岩槻人形組合作の等身大雛人形は紅の館で展示しております。男雛は約115センチメートル、女雛は約105センチメートルあります。
*制作:埼玉県岩槻人形協同組合 ~ 2013(平成25)年12月
山形県西村山郡河北町とさいたま市岩槻区とは、30年以上にわたって草の根交流が盛んです。
その「人形のまち・岩槻」の選りすぐりの職人たちが、誇りをかけて制作しました。
本物のこれだけ大きなお雛様は、全国でもありません。
なお、「紅(べに)の館」では、時代雛の場合、向かって右側に男雛を、同じく左側に女雛を配していますが、このお雛様は現代風に展示しています。
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河北町谷地の『ひなまつり』は、現在では月遅れの四月二・三日に『ひな市』が立ちます。
四百年も前から谷地には毎月十八もの市が立ち、大変なにぎわいをみせていて、そのうち北口六斎きたぐちろくさい)と称し、二と六の日、月六回の市が開かれました。
その内三月二日(旧暦)がちょうど雛の節句にあたるので、いつしかそれが『おひな市』『節句市』と呼ぱれ今日に至っています。
市には一般日用品の他に雛や人形、だるま、玩具、髪飾り等のほか、節句用の食品が並びます。
その昔、谷地が誇った紅花、青苧(あおそ)、米等の取引きで、多くの京文化がこの地に導入されました。
雛もその一つでありました。
『初代雛屋次郎左衛門置上げ立雛』を始め、寛永雛、元禄雛、数々の享保雛、古今雛、有職雛(ゆうそくびな)、嵯峨人形、稚児雛やからくり人形、御所人形、竹田人形など、等身大のものから豆つぶほどの芥子雛(けしびな)まであります。
またこの地方特異の雛への供え物も見どころです。
名和 三幹竹(なわ さんかんちく;俳人・僧侶。山形県谷地町生)
代々、大切に引き継がれて来た絢爛たる「雛文化」をより多くの方々の鑑賞に供しています。
紅花生産者から花を買い集め、上方と交易した商人。
北前船
上方では紅花を売って儲かり、地元では上方からの帰り荷で運んだ日用品を売って儲かるため、≪のこぎり商売≫と言われました。
紅花商人たちがおこなった上方との交易によって、この地方に雛人形や紅染め衣嚢など、多くの上方文化がもたらされました。
紅花
これらは現在、文化財に指定されているものも多くあります。
河北町にも沢山の雛人形が残り、紅花によて栄えた当時の面影を感じることができます。
紅花・米・青苧(あおそ)・大豆・漆・まわた・油
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